おかいさんといっしょ

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この映画が観たい!!2019

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みなさん映画はお好きだろうか。

映画離れが進んでいるとされる昨今、映画チケットの値上がりが話題になった。そこでは様々な意見が飛び交っていたが、娯楽が多様化する世の中において、未だそれだけ映画というエンターテイメントに関心があると考えることもできる。

 

私も聞かれると映画は好きだと答える。しかし監督や俳優について全然詳しくないし、映画史的な背景にもあまり関心が無く、ただそれを鑑賞して面白いかどうかという単純な楽しみで満足している。

 

そんな映画クソ素人である私が観たい映画のあらすじを考えたので紹介したい、漫画作品の実写化ばかりが目立つと嘆く映画ファンの方々も必見のオリジナル作品が目白押しである。題して『岡井はこの映画が観たい!!2019』、その映画を脳内視聴した岡井の感想コメントも掲載しておくので参考にして欲しい。

 

岡井はこの映画が観たい!!2019

 

 

ドランクヴィレッジ -村人拳法ドンジャラホイ-

 先の大戦で文明が荒廃してしまった世界、貧しくもたくましく生きていた山奥の村に、ならず者の集団が向かっているとの知らせが入る。略奪されてなるものかと自衛を考える村人達だったが、使えそうな武器も設備も無く途方に暮れる。その時村の長老が取り出したのは、古くから伝わるビデオテープという資料に記録された武術『スイケン』であった。言葉の解読はできなかったが見様見真似でスイケンの習得を試みる村人たち、口に入れている液体は何なのか? 瓶や皿を持つ特訓の意味は? さまざまな疑問が未消化のまま、独自解釈を受けたスイケンが今炸裂する!!

 

カンフー映画の金字塔であるジャッキー・チェンの『酔拳』を下地として発展させた映画。やはり見どころはそのアクションシーンの数々、主人公のトムは王道の酔拳アクションを魅せてくれるが、それ以上に母親のジエムが椅子を手にした瞬間覚醒してキレッキレの拳法を繰り出すシーンは必見。終盤意味ありげに出てきた達人っぽい爺さんは酒を飲むと逆に弱くなってしまう設定もいい、「今日は車で来てるからお酒はダメでしょ」と自動車も無い村で注意をするガバガバ設定はどうかと思うが。(岡井)

 

 

地獄寿司平常営業

寿司が好きという気持ちのみで寿司屋を開業した男、石山。好きというだけで腕は平凡だったため、どうせ客など来ないだろうと田舎町の居抜き店舗で気楽に営業していたが、有名グルメブロガーが紹介した途端に行列ができる人気店になってしまう。はじめはすぐに飽きられると考えていた石山だったが、「王道の味」「飾らない大将の魅力」などと評価は上がる一方、ついには寿司協会理事推薦の話も持ち上がる始末。ただ寿司に囲まれて静かに暮らしたかったのに、目まぐるしい忙しさに嫌気がさした石山はついに決意する、ダメな店にして客を減らしてやると……。

 

寿司屋を舞台にしたコメディ映画。周囲の過大評価が止まらず苦悩する主人公というのはよくあるプロットではあるが、そこから石山が自分の評価を落とすために奮闘する姿や、根底にある寿司が好きという気持ちのせめぎあいが面白い。特に自らのアンチと化した石山とファンによるレスバトルが続くシーンを高速回転寿司として描写するシーンはこの映画ならでは、タコの握りがカーブを曲がりきれないからとダイレクトに口でキャッチする場面の意味不明な迫力は笑わずにはいられない。(岡井)

 

 

俳聖!! イカリーマン

文具会社の係長であるイカ男、魚介類が人間社会に進出を果たしてからもう15年となったが、彼は未だに人間との生活に壁を感じていた。嫌な上司、困った部下との板挟みとなりながらの出世争い、よそよそしさの抜けないご近所付き合い、妻のナルミに苦労はかけまいと歯を食いしばってきたが、ふと振り返る自分という異端の存在。そんなある日、同僚の鮫島が放った「人間社会スミを吐くやつはいないけど、たまに毒は吐くんだぜ」という言葉、そうだ、どこかで気持ちを表現してみよう、サラリーマン川柳の応募ページを見ながらイカ男は自らの青い血がふつふつと沸き立つのを感じていた。

 

イカがスーツを着ているメインビジュアルとイカリ―マンというタイトル、コメディなのかと思って観賞すると終始漂う重厚なムードに驚くだろう。イカ男が向き合う様々な苦悩は、現在社会が解決に取り組んできたとされるいじめや差別問題の縮図に他ならない。それでも暗くなり過ぎないのはイカ男の明るいキャラクターと、サラリーマン川柳との出会いをきっかけに自分を客観視する等、話の構成が良い味付けになっているからだと思われる。自嘲気味に筆をとるイカリ―マンに共感できるお父さん達も多いのでは。(岡井)

 

 

この映画が観たい人生だった

 

以上、岡井が観たい映画3作を紹介しました。アクション、コメディ、ヒューマンドラマと様々な顔ぶれが揃う素晴らしいラインナップ。まだ2019年は9カ月程残っているので、これはと思う映画プロデューサーや映画監督からのご連絡お待ちしております、私自身が観たいので全面協力します。

そしてTOHOシネマズの人はポップコーンのフレーバーもっと増やしてほしい、イカの塩辛味とか変なフレーバーが出ても私は買うから。あとカップルで来るのはかまわないが、上映中におしゃべりするやつらはポップコーンがセミの幼虫に変わる呪いとかにかかればいいと思う。

 

 

 

この映画が観たい!!2019   終